こんにちは、代表の松葉です!すっかり秋らしくなってきましたね🍂😊
今回は認知症と感情の理解に着目して認知症の改善に向けた方法を書いてみました。
認知症は介護者や家族にとって大きな負担を伴う疾患ですが、適切な生活習慣やコミュニケーション方法を導入することで、進行を遅らせたり、利用者様との関わり方を改善することができる可能性があります。
認知症予防に向けた生活習慣の改善
- 趣味活動を促進する
認知症予防には脳を活性化させる趣味活動が重要です。以下のような具体的な活動が効果的です
- パズルやクロスワードを通じて脳の認知機能を活性化し、記憶力を維持する。
- 絵を描く、音楽を演奏するなどの創造的な活動を行うことで、脳のさまざまな領域を刺激する。
- 散歩やダンスなどの軽い運動も脳に良い影響を与えます。特に他者と交流しながら行う活動は、社会的なつながりも保つことができ、認知機能の維持に役立ちます。
- 睡眠の質を向上させる
質の良い睡眠は脳の健康を保つために不可欠です。以下の点を介護計画に組み込みましょう:
- 規則正しい睡眠習慣を作るように患者をサポートする。毎日同じ時間に寝起きすることが効果的です。
- 睡眠環境の整備:快適な寝具を用意し、寝室は適切な温度と暗さを保つことが重要です。
- リラクゼーション習慣の確立:深呼吸、ストレッチ、瞑想などを取り入れることで、睡眠前のリラックスを促進します。
認知症患者との効果的なコミュニケーション方法
- リフレクション技法の活用
リフレクション技法を使い、利用者様の発言に対して「否定」ではなく「感情」に焦点を当てて返すことが有効です。例えば、患者が現実と異なることを言っても、それに反論するのではなく「そう感じたんだね」と感情を理解し受け入れることで、患者は安心感を得ることができます。この技法を使うことでストレスの軽減が期待できます。 - 感情の理解と受容
認知症患者の行動や発言の背後には、未解決の感情や過去の体験が隠れていることがあります。繰り返し同じ質問や主張をする場合、それを理解しようとする姿勢が重要です。家族や介護者が患者の感情に寄り添うことで、信頼関係が深まり、コミュニケーションが円滑になります。 - 身体的接触の重要性
言葉だけでなく、手を握る、背中を撫でるといった軽い身体的接触が、患者に安心感を与える強力な手段となります。身体的接触によって患者がリラックスし、コミュニケーションがスムーズに進むことが多くあります。
自己ケアとストレス管理
- コンパッション(自己慈悲)の実践
介護者支援者自身のケアも重要です。コンパッションの実践は、自己慈悲を育て、過度なストレスを軽減するのに役立ちます。胸からお腹に手を当て、ゆっくりと深呼吸することで、リラックスし、自分の感情を落ち着ける時間を持つことができます。 - エネルギー変換の概念
外部からのストレスや問題に対して、直接的に反応せずに「波」のように受け流す姿勢を持つことが大切です。これにより、介護者はストレスを自分に吸収せず、メンタルの柔軟性を保ちながら、問題に対処することができます。この考え方はエアバックのような柔軟性を意識することで、負担を減らします。
認知症ケアの改善と未来展望
これらの方法を日常生活に取り入れることで、認知症患者の生活の質を向上させるだけでなく、介護者や支援者自身の負担を軽減し、ストレスをコントロールすることが可能です。また、最新の研究やテクノロジーの進歩に注目し、適切な支援を受けることで、将来的なケアの質を向上させることが期待されています。
弊社では、感情を理解し、感情をコントロールしより利用者様とのコミュニケーションを円滑にし効果的なアプローチにつながる
MHW「感情構造学」のセミナーを実施しています!お気軽にお問合せください🥰